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ひゃくにちぜき
ふりがな文庫
“ひゃくにちぜき”の漢字の書き方と例文
語句
割合
百日咳
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
百日咳
(逆引き)
存分酒を飲まされた一寸法師は、やがて、そこへ
横様
(
よこざま
)
に
抛
(
ほう
)
り出された。彼は丸くなって、
百日咳
(
ひゃくにちぜき
)
の様に
咳入
(
せきい
)
った。口から鼻から耳から、黄色い液体がほとばしった。
踊る一寸法師
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
春の風には
百日咳
(
ひゃくにちぜき
)
の
黴菌
(
ばいきん
)
が何十万、銭湯には、目のつぶれる黴菌が何十万、床屋には
禿頭
(
とくとう
)
病の黴菌が何十万、省線の
吊皮
(
つりかわ
)
には
疥癬
(
かいせん
)
の虫がうようよ、または、おさしみ、牛豚肉の生焼けには
人間失格
(新字新仮名)
/
太宰治
(著)
小石川富坂
(
こいしかわとみざか
)
の
源覚寺
(
げんかくじ
)
にあるお
閻魔様
(
えんまさま
)
には
蒟蒻
(
こんにゃく
)
をあげ、
大久保百人町
(
おおくぼひゃくにんまち
)
の
鬼王様
(
きおうさま
)
には
湿瘡
(
しつ
)
のお礼に
豆腐
(
とうふ
)
をあげる、
向島
(
むこうじま
)
の
弘福寺
(
こうふくじ
)
にある「
石
(
いし
)
の
媼様
(
ばあさま
)
」には子供の
百日咳
(
ひゃくにちぜき
)
を祈って
煎豆
(
いりまめ
)
を
供
(
そな
)
えるとか聞いている。
日和下駄:一名 東京散策記
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
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(3作品)
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