“ひのひかり”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
日光40.0%
燈光20.0%
燈火20.0%
陽光20.0%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ふくよかな腕一杯に花盞はなざらを高く持ち上げて、なみなみと日光ひのひかりを汲んでゐる水仙は、したたか食べ酔つたかのやうに、あるかなきかの大気の動きにも、すぐにふらふらとなつて、何物かにもたれかからうとしてゐる。
独楽園 (新字旧仮名) / 薄田泣菫(著)
見るから心も冷ゆるばかり、冷たそうな、つやのある護謨布ゴムぬのおおいかけた、小高い、およそ人の脊丈ばかりな手術台の上に、腰にまとったくれないこぼるるばかり両の膚を脱いだ後姿は、レエスの窓掛をすか日光ひのひかりに、くッきりと、しかも霞の中に描かれたもののよう目に留まった。
三枚続 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
幾台か立ててある燭台から、華やかな燈光ひのひかりが射し出ていて、この部屋は美しく明るかったが、その燈光ひかりに照らされながら、森々と廻っている独楽の面へ、白く文字が現われた。
仇討姉妹笠 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
やがて、燧石いしを切る音が、紙帳の中から聞こえて来、すぐにボッと薄黄いろい燈火ひのひかりが、紙帳の内側から射して来た。
血曼陀羅紙帳武士 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
燭台の皿へ、丁字ちょうじが立ったらしく、燈火ひのひかりが暗くなった。
血曼陀羅紙帳武士 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
行くに従って森林は益〻厚く繁茂して陽光ひのひかりさえ通らない。
沙漠の古都 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
岩窟の内は暗かった。獣油で造った蝋燭ろうそくが一本幽かに燈もっていて私達二人と老人とをほのかに照らしているばかりで、戸外そとから射し込む陽光ひのひかりはここまでは届いて来なかった。
沙漠の古都 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)