“ひなまつり”の漢字の書き方と例文
語句割合
雛祭100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それから岩槻いわつき鴻巣こうのすとは共に雛人形ひなにんぎょうの産地で有名であります。後者は土俗的な人形でも久しく名を得ました。雛祭ひなまつりの風習が続く限りこれらの土地に仕事は絶えないでありましょう。
手仕事の日本 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)
時候は立春、暮春ぼしゅん余寒よかんあたたかうらら長閑のどか日永ひながの類をいふ。人事は初午はつうま二日灸ふつかきゅう涅槃会ねはんえ畑打はたうち雛祭ひなまつり汐干狩しおひがりの類をいふ。天文は春雪、雪解、春月、春雨、霞、陽炎かげろうの類をいふ。
墨汁一滴 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)
彼は雛祭ひなまつりよいに生れた女の子の運命を、あたかも御雛様のそれのごとく可憐かれんに聞いた。
彼岸過迄 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)