“ばうきやく”の漢字の書き方と例文
語句割合
忘却100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
まが方士はうしひげである藻草もぐさした、深淵の底に眠つてゐられる、忘却ばうきやくの花は、その眼のくぼつらぬいて咲いてゐる。
牧羊神 (旧字旧仮名) / 上田敏(著)
忘却ばうきやく護謨ごむおもてすごとく
第二邪宗門 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
大岡殿大いにしかられ其方二百二十兩出す事難儀なりと申せども其方が借し金を忘却ばうきやくせし爲め四郎右衞門如何程か難儀致したらん然れども出來るに於ては只今たゞいま百五十兩出すべし是を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)