“はんごんかう”の漢字の書き方と例文
語句割合
反魂香100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
おもつたばかりで、そのばんつかれてた。がつぎは、もうれいによつてられない。きざみと、まきたばこを枕元まくらもと左右さいうに、二嬌にけうごとはべらせつゝも、このけむりは、反魂香はんごんかうにも、ゆめにもならない。
木菟俗見 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
左右は一面じめ/\した泥炭地で、反魂香はんごんかうの黄や澤桔梗の紫や其他名を知らぬ草花が霜枯れかゝつた草を彩どつて居る。煙草の火でも落すと一月も二月もぷす/\くすぶつて居ます、と案内者が云ふ。
熊の足跡 (旧字旧仮名) / 徳冨蘆花(著)