“のりふさ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
憲房44.4%
則房22.2%
教房22.2%
詮房11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
先ぶれが一騎、早くにつたえていたとみえ、宿しゅくの入口までくると、上杉憲房のりふさと細川和氏かずうじのふたりが迎えに立っていた。
私本太平記:08 新田帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
官兵衛が顔を解いて、うなずき笑いをして見た時である。——夜となっても、まだ登城を伝えて来た。播磨飾西しきさい置塩おきしおの城主赤松次郎則房のりふさが、同苗どうみょう弥三郎広英ひろひでを伴って——という取次であった。
新書太閤記:09 第九分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
見ればさきの関白様(兼良男教房のりふさ)をはじめ、御一統には悉皆しっかいお身仕度を調へて、おひさしの間にお出ましになつてをられます。
雪の宿り (新字旧仮名) / 神西清(著)
久世大和守重之やまとのかみしげゆき。戸田山城守忠實やましろのかみたゞさね。井上河内守かはちのかみ正峯。御側おそば御用人間部まなべ越前守詮房のりふさ。本多中務大輔なかつかさのたいふ正辰たゞとき。若年寄には大久保長門守正廣ながとのかみまさひろ。大久保佐渡守常春つねはる。森川出羽守俊胤ではのかみとしたね
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)