“のぶし”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
野武士66.7%
野伏16.7%
野宿16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あい縞物しまものの尻を端折はしょって、素足すあしに下駄がけのちは、何だか鑑定がつかない。野生やせいひげだけで判断するとまさに野武士のぶしの価値はある。
草枕 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
徳川時代の法令などに、野非人のびにん・無宿などというのは、やはりこの徒の堕落したもので、平安朝頃の書物には野宿やしゅくなどともあります。すなわち野伏のぶしです。
野宿のぶし山宿やまぶし・河原者の徒で、社会に雄飛活躍したものの多かったことは、これまた今さら言うまでもない事実である。
エタと非人と普通人 (新字新仮名) / 喜田貞吉(著)