“のじゅく”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
野宿93.8%
寄宿6.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「堺や天王寺辺は、関東勢で、うっかり野宿のじゅくも出来はしません。安全なのは、平野をすぎて淀へ出ちまうことですね」
私本太平記:07 千早帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
こう山奥やまおくふかはいっては、もう今更いまさらかえして、うちへかえろうにもかえれなくなりました。仕方しかたがないので、今夜こんやは山の中に野宿のじゅくをすることにきめました。
忠義な犬 (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
或は又何処其処の海岸で寄宿のじゅくをしたとかいうような談は、文章にでも書いて其の文章に詩的の香があったらば少しは面白いか知れませぬが
旅行の今昔 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)