“のぶせり”の漢字の書き方と例文
語句割合
野伏100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
西園寺家では「——いかなる悪党の仕わざか。もしや野伏のぶせりから人買いの手にでも渡されてか?」
私本太平記:01 あしかが帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
なぜなれば、ここの山法師ときては、俺たち野伏のぶせり以上に殺伐で刃ものいじりが好きときている。
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
先ごろから彼の潜伏していた荒陵あらばか一帯の村々に、いつとはなく、諸方の野伏のぶせりが寄って来て、自然な水溜りへ水がかさむように、それが千人ちかくにもなって来ては、もはや六波羅密偵の眼も
私本太平記:05 世の辻の帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)