トップ
>
野伏
>
のぶせり
ふりがな文庫
“
野伏
(
のぶせり
)” の例文
もちろん、南朝方には、正行の楠木勢以外にも、四条
隆資
(
たかすけ
)
を大将とする「——和泉、紀伊などの
野伏
(
のぶせり
)
ども二万余人」
私本太平記:13 黒白帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
今までこの深い山々谷底を
野伏
(
のぶせり
)
同様の姿で道行をして来た仲じゃありませんか、あたしの身になっても、あたしの家と名のつくところで、一晩でもあなたを泊めて上げたい、そうしなければ
大菩薩峠:40 山科の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
あの火は、この
裾野
(
すその
)
一帯の、森や河原にいる
野伏
(
のぶせり
)
の
力者
(
りきしゃ
)
に、あいずをする知らせです。父は、あなたの逃げたのをもう知ったとみえます。さ、早く、この馬に。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
西園寺家では「——いかなる悪党の仕わざか。もしや
野伏
(
のぶせり
)
から人買いの手にでも渡されてか?」
私本太平記:01 あしかが帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
なぜなれば、ここの山法師ときては、俺たち
野伏
(
のぶせり
)
以上に殺伐で刃ものいじりが好きときている。
親鸞
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
▼ もっと見る
先ごろから彼の潜伏していた
荒陵
(
あらばか
)
一帯の村々に、いつとはなく、諸方の
野伏
(
のぶせり
)
が寄って来て、自然な水溜りへ水が
嵩
(
かさ
)
むように、それが千人ちかくにもなって来ては、もはや六波羅密偵の眼も
私本太平記:05 世の辻の帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「おや。この
野伏
(
のぶせり
)
め」
新書太閤記:01 第一分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
野
常用漢字
小2
部首:⾥
11画
伏
常用漢字
中学
部首:⼈
6画
“野伏”で始まる語句
野伏等
野伏乞食