“ねごろ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
根来88.2%
値頃5.9%
根來5.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ささ間詰まづめ、お庭の者、などと称される隠密の役は、駿河台の甲賀組、四谷の伊賀組、牛込の根来ねごろ組、こう三ヵ所に組屋敷があった。
鳴門秘帖:02 江戸の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
と、お粂が見すました止めの値頃ねごろを符牒で教えてくれたので、金吾はその通りに二声ほど呼ぶと、ポンと、首尾よく面箱はかれの手に落ちましたが、さて、その金です。
江戸三国志 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
當所評定ひやうぢやう落着日らくちやくびに付役人共町役所に相詰あひつめ居るによりぢきに役所へ御出有てしかるべしと申にぞ小左衞門承知なし町役所へと急ぎ行やがて遠州榛原郡はへばらごほり相良さがらの城下根來ねごろ町役所へ横着よこづけ乘込のりこみたりされば詰合の役人共大いに驚き何事やらんと早速尋ぬるに諸國巡見使松平縫殿頭ぬひのかみ使者牧野小左衞門なりと云ながら駕籠より立出刀引提ひきさげ役所の上座へとほりければ諸役人下座へ引下り一同平伏へいふくす時に小左衞門重役衆と聲を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)