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ねこぜ
ふりがな文庫
“ねこぜ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句
割合
猫背
94.6%
猫脊
5.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
猫背
(逆引き)
突然声をかけたのは首席教官の
粟野
(
あわの
)
さんである。粟野さんは五十を越しているであろう。色の黒い、
近眼鏡
(
きんがんきょう
)
をかけた、
幾分
(
いくぶん
)
か
猫背
(
ねこぜ
)
の
紳士
(
しんし
)
である。
十円札
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
みっともないほどのアバタ
面
(
づら
)
で、アラビア人みたいに髪の毛が縮れて、
猫背
(
ねこぜ
)
で、がに
股
(
また
)
で、
肩章
(
けんしょう
)
のない軍服を着て、胸のボタンをはずしている。
はつ恋
(新字新仮名)
/
イワン・ツルゲーネフ
(著)
ねこぜ(猫背)の例文をもっと
(35作品)
見る
猫脊
(逆引き)
人はよく、博士が
南京路
(
ナンキンろ
)
の
雑鬧
(
ざっとう
)
の中を、
擦
(
す
)
れ切った
紫紺色
(
しこんしょく
)
の
繍子
(
しゅうし
)
の服に身体を包み、ひどい
猫脊
(
ねこぜ
)
を一層丸くして歩いているのを見かけるが、博士の住居を知っている者は、殆んどない。
のろのろ砲弾の驚異:――金博士シリーズ・1――
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
お眼が小さく、
眉
(
まゆ
)
も、太すぎます。お歯も、ひどく悪いようですし、ちっともお
綺麗
(
きれい
)
なおかたではございません。脚だって、少し曲って居りますし、それに、お可哀そうなほどのひどい
猫脊
(
ねこぜ
)
です。
新ハムレット
(新字新仮名)
/
太宰治
(著)
ねこぜ(猫脊)の例文をもっと
(2作品)
見る
“ねこぜ”の意味
《名詞》
背中が丸く曲がり、首が前方に出た姿勢。
(出典:Wiktionary)
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ねこせ