“にょし”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
女子80.0%
女脂20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
一も西洋二も西洋と。かの風俗てぶりをのみまなぶこととなりぬ。これなん第一回にいでし。篠原浜子の父通方みちかたなり。年は五十をこしたれども。男子なんしなくただ一人の女子にょし浜子のみなりければ。
藪の鶯 (新字新仮名) / 三宅花圃(著)
御親父様の御名跡ごみょうせきをおぎ遊ばし、平左衞門と改名され、水道端すいどうばた三宅みやけ様と申上げまするお旗下はたもとから奥様をお迎えになりまして、程なく御出生ごしゅっしょうのお女子にょしをおつゆ様と申し上げ、すこぶ御器量美ごきりょうよしなれば
いやこうよりも匂いのたかい女脂にょしかおりがふんふんと如海和尚の打振る鈴杵れいしょもあやふやにし、法壇はただ意馬心猿の狂いを曼陀羅まんだらにしたような図になってしまった。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)