“にくがん”の漢字の書き方と例文
語句割合
肉眼100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
べつかわったからだでもないが、しかし人間にんげんからいえばつまり一の幽体ゆうたい、もちろん肉眼にくがんることはできぬ。
秀吉ひできちは、双眼鏡そうがんきょうというものを、はじめて、のぞいたのでした。しかしつき世界せかい秘密ひみつ肉眼にくがん以上いじょうに、わからなかったのでした。いくらか、はっきりするぐらいなものです。
さか立ち小僧さん (新字新仮名) / 小川未明(著)
鳥渡ちょっと悪魔のような、また工場の隅から飛び出してきた職工のような恰好である。それほどアリアリとながめられる人の姿でありながら、一度元の肉眼にくがんにかえると、薩張さっぱり見えない。
赤外線男 (新字新仮名) / 海野十三(著)