“ながはま”の漢字の書き方と例文
語句割合
長浜100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
岐阜ぎふではまだ蒼空あおぞらが見えたけれども、後は名にし負う北国空、米原まいばら長浜ながはま薄曇うすぐもりかすかに日がして、寒さが身に染みると思ったが、やなでは雨、汽車の窓が暗くなるに従うて
高野聖 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
島は、うき島、八十やそ島。浜は、長浜ながはま。浦は、おうの浦、和歌の浦。寺は、壺坂、笠置、法輪。森は、しのびの森、仮寝うたたねの森、立聞たちぎきの森。関は、なこそ、白川。古典ではないが、着物の名称など。
古典竜頭蛇尾 (新字新仮名) / 太宰治(著)
浜縮緬はまちりめん」だとか「近江麻布おうみあさぬの」だとか「高島縮たかしまちぢみ」だとかよく聞えた名であります。浜縮緬は湖北の長浜ながはまを中心とし、麻布や蚊帳かやは湖東の各部落で出来、高島縮は湖西の今津地方の産であります。
手仕事の日本 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)