トップ
>
『古典竜頭蛇尾』
ふりがな文庫
『
古典竜頭蛇尾
(
こてんりゅうとうだび
)
』
きのうきょう、狂せむほどに苦しきこと起り、なすところなく額の油汗拭うてばかりいたのであるが、この苦しみをよそにして、いま、日本文学に就いての涼しげなる記述をしなければならない。こうしてペンを握ったまま、目を閉じると、からだがぐいぐい地獄へ吸 …
著者
太宰治
ジャンル
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆
初出
「文芸懇話会 第一巻第五号」1936(昭和11)年5月1日
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約6分(500文字/分)
朗読目安時間
約9分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
生
(
おう
)
忍
(
しのび
)
浮
(
うき
)
拭
(
ぬぐ
)
粋
(
すい
)
狸
(
たぬき
)
額
(
ひたい
)
長浜
(
ながはま
)
蚊
(
か
)
藍
(
あい
)
苔
(
こけ
)
自恃
(
じじ
)
腹鼓
(
はらつづみ
)
立聞
(
たちぎき
)
矜持
(
きょうじ
)
介山
(
かいざん
)
狐
(
きつね
)
掬
(
すく
)
弴
(
とん
)
完璧
(
かんぺき
)
嫋嫋
(
じょうじょう
)
八十
(
やそ
)
仮寝
(
うたたね
)