“なかみせ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
仲店47.5%
仲見世45.0%
中見世5.0%
中店2.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
浅草の観音堂について論ずれば雷門かみなりもんは既に焼失やけうせてしまったが今なお残る二王門におうもんをば仲店なかみせの敷石道から望み見るが如き光景である。
もと来た道へ帰ると、お水屋額堂を横に見て仁王門、仲見世なかみせの押すな押すなを右に左に人をよけて、雷門かみなりもんからそのまま並木の通りへ出た。
つづれ烏羽玉 (新字新仮名) / 林不忘(著)
浅草の中見世なかみせで買って来たお多福の人形が飾って有り、唐戸からどを開けると、印度物いんどもの観世音かんのんの像に青磁の香炉があるというのでなし、摩利支天様の御影みえいが掛けて有り、此方こっちには金比羅様のお礼お狸さま
松と藤芸妓の替紋 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
いかさま、まづ第一木彫きぼりの人形か、其次は………イヤ中店なかみせのおもちやを一手買占もできるだらうな。
黄金機会 (新字旧仮名) / 若松賤子(著)