トップ
>
なかざかした
ふりがな文庫
“なかざかした”の漢字の書き方と例文
語句
割合
中坂下
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
中坂下
(逆引き)
内の
姐
(
ねえ
)
さんか、あらず、
傭
(
やとい
)
の婆さんか、あらず、お茶を
碾
(
ひ
)
いてる
抱妓
(
かかえ
)
か、あらず、猫か、あらず。あらず。あらず。湯島天神
中坂下
(
なかざかした
)
の松の
鮨
(
すし
)
の
忰
(
せがれ
)
源ちゃんである。
湯島詣
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
幾らか頂戴したら早く引きますと云わぬばかりに
故意
(
わざ
)
と
鈍
(
のろ
)
く引出し、天神の
中坂下
(
なかざかした
)
を突当って、
妻恋坂
(
つまごいざか
)
を曲って
万世橋
(
よろずばし
)
から美土代町へ掛る道へ先廻りをして、藤川庄三郎は
松と藤芸妓の替紋
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
思わず、どこか近所へ逃げこむつもりで、息せききって駈けつけて来たのが、
中坂下
(
なかざかした
)
を通り、
堀留
(
ほりどめ
)
の横町から真っ直ぐもちの木坂へ登ろうとする
角
(
かど
)
の屋敷——西丸御書院番、大迫玄蕃の
住居
(
すまい
)
。
魔像:新版大岡政談
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
何う成るか
此方
(
こちら
)
も怖いのに
心急
(
こゝろせ
)
くから、其の儘に藤川庄三郎は、五百円と時計と持って
御成街道
(
おなりかいどう
)
の
方
(
かた
)
に参りますと、見送った新助は
血
(
のり
)
に染ったなりひょろ/\出て、向うの
中坂下
(
なかざかした
)
について
松と藤芸妓の替紋
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
なかざかした(中坂下)の例文をもっと
(3作品)
見る