“ないじょう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
内情50.0%
内状50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
見物けんぶつはそういう内情ないじょうは知らない。ただ、床几席しょうぎせきに奉行のすがたが見えたし、検証けんしょう位置いち鐘巻一火かねまきいっかがひかえたので
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
濠端ほりばたでひっくりかえったかれが、この独楽こまをかえしてもらって無事ぶじ長屋ながやへもどってきたところを見ると、あれから龍太郎りゅうたろう詰問きつもんにあって、小太郎山こたろうざんいらいのこと、躑躅つつじさき内情ないじょうなど
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
こう二人ずつ三くみにわかれて、甲府こうふ城下じょうかへまぎれこみ、大久保家おおくぼけ内状ないじょうをさぐったうえにて、間隙かんげきをはかってたちのうちにらわれている咲耶子さくやこをすくいだす目的もくてきをしめし合わせた。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)