“とねりこ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
秦皮65.2%
秦皮樹17.4%
13.0%
秦木皮4.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
(彼は眼は悪くないのであるが、いつ頃からか折々伊達だてに色眼鏡を掛ける癖が附いていた)あの秦皮とねりこのステッキをいた姿がぬっと現れた。
細雪:03 下巻 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
御師匠様、此長い間の断食と、日が暮れてから秦皮樹とねりこの杖で、山の中や、榛と檞との中に住む物を御招きになる戒行とは、あなたの御力には及ばない事でござります。
その頭上にはとねりこかしが、半かけの月光や星の光を、枝葉の隙からわずかこぼし、野葡萄のぶどう木賊とくさ蕁麻いらくさすすきで、おどろをなしている地面の諸所へ、銀色の斑紋を織っていた。
あさひの鎧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
瑞枝みづえしだれた秦木皮とねりこ
白羊宮 (旧字旧仮名) / 薄田泣菫薄田淳介(著)