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秦皮樹
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とねりこ
ふりがな文庫
“
秦皮樹
(
とねりこ
)” の例文
女は藍いろの湖のような眼を持って、野の
秦皮樹
(
とねりこ
)
の赤銅いろの実のように赤い髪をながく房々と垂らして、クリームのように肌しろい女であった。
髪あかきダフウト
(新字新仮名)
/
フィオナ・マクラウド
(著)
御師匠様、此長い間の断食と、日が暮れてから
秦皮樹
(
とねりこ
)
の杖で、山の中や、榛と檞との中に住む物を御招きになる戒行とは、あなたの御力には及ばない事でござります。
春の心臓
(新字旧仮名)
/
ウィリアム・バトラー・イエイツ
(著)
私は郵便局のとなりの小さな毛皮店で、もう店をしめるといふものだから、なんといふことなしに、つい栗鼠の毛皮を一枚と、
秦皮樹
(
とねりこ
)
のステッキを買つてしまひました。
匈奴の森など
(旧字旧仮名)
/
堀辰雄
(著)
僕は
秦皮樹
(
とねりこ
)
のステッキを挙げ、O君にちょっと合図をした。
蜃気楼
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
秦
漢検準1級
部首:⽲
10画
皮
常用漢字
小3
部首:⽪
5画
樹
常用漢字
小6
部首:⽊
16画
“秦皮”で始まる語句
秦皮