“とくほん”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:トクホン
語句割合
読本87.1%
徳本6.5%
讀本6.5%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ロシヤの読本とくほんや、ドイツの読本などに比べて見ると、この教育方法のいかに妥協的で表面的であるかといふことがわかる。
スケツチ (新字旧仮名) / 田山花袋田山録弥(著)
春吉君は、がたっとこしかけをうしろへのけ、直立不動のしせいをとり、読本とくほんを持った手を、思いきり顔から遠くへはなした。
(新字新仮名) / 新美南吉(著)
くだんのアントニウス尊者は紀州の徳本とくほん上人同様、不文の農家の出身で苦行専念でやり当てた異常の人物だ。
「中古ニ隠士徳本とくほんナルモノアリ、甲斐ノ人也——」
大菩薩峠:26 めいろの巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
補育院ほいくゐんとなへて月謝げつしやらず、ときとすると、讀本とくほんすみるゐほどこし
山の手小景 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
手習てならひのお手本てほんから讀本とくほんまで、祖父おぢいさんの手製てせいでした。
ふるさと (旧字旧仮名) / 島崎藤村(著)