“とくごう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
徳本83.3%
得業8.3%
徳合8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
孝男さんと私とはその二、三日前、島々から徳本とくごう峠を越して上高地まで五時間あまりでかけつけた元気を以て——これはウソみたいな話だが本当である。
可愛い山 (新字新仮名) / 石川欣一(著)
実はあの発頭人ほっとうにん得業とくごう恵印えいん諢名あだな鼻蔵はなくらが、もう昨夜ゆうべ建てた高札こうさつにひっかかった鳥がありそうだくらいな、はなはだ怪しからん量見で、容子ようすを見ながら、池のほとりを
(新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
あずさ川の右岸に沿い、数丁登って河童橋かっぱばしを渡り、坦道たんどうを一里ばかり行くと、徳合とくごうの小屋、左に折れ川を越えて、少々下れば、穂高仙人、嘉門次の住居、ほうけん余、屋根・四壁等皆板張り
穂高岳槍ヶ岳縦走記 (新字新仮名) / 鵜殿正雄(著)