“とくさく”の漢字の書き方と例文
語句割合
得策100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
木村とさし向かいになるのが得策とくさくだと思ったので、ほどもなくきまじめな顔つきに返って、まくらの下を探って、そこに入れて置いた古藤の手紙を取り出して木村に渡しながら
或る女:1(前編) (新字新仮名) / 有島武郎(著)
だからまずあそこへお越しになるのが一番得策とくさくであるといって親切に馬を貸してくれたです。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
いま前後ぜんご事情じじやうよりかんがへ、またきみ人物じんぶつしんずるので、し、きみ確固くわくこたる約束やくそくがあるならば、今日こんにちおいて、この大秘密だいひみつを、きみ明言めいげんしてことの、むし得策とくさくなるをしんずるのです。