“てんぐいわ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
天狗岩50.0%
天狗巌50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
天狗岩てんぐいわに、斜に刺さっている爆弾のような怪しい物!
火星兵団 (新字新仮名) / 海野十三(著)
天狗岩てんぐいわはあの辺ですか」
草枕 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
9 ああ天狗岩てんぐいわ
火星兵団 (新字新仮名) / 海野十三(著)
又この人並ひとなみならぬ雲雀骨ひばりぼね粉微塵こなみじんに散つてせざりしこそ、まことに夢なりけれと、身柱ちりけひややかにひとみこらす彼のかたはらより、これこそ名にし負ふ天狗巌てんぐいわ、とたりがほにも車夫は案内あないす。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
「いい具合に雨も晴れました。そら天狗巌てんぐいわが見え出しました」
草枕 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
青臭いどころか、お前、天狗巌てんぐいわだ、七不思議だと云ふ者が有る、可恐おそろしい山の中に違無いぢやないか。そこへ彷徨のそのそひまさうなかほをして唯一箇たつたひとりつて来るなんぞは、能々よくよく間抜まぬけと思はなけりやならんよ
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)