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つりあが
ふりがな文庫
“つりあが”の漢字の書き方と例文
語句
割合
釣上
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
釣上
(逆引き)
擧げた顏は眞四角で、眼が少し
釣上
(
つりあが
)
つて、年頃で若々しさは匂ひますが、先づ
醜
(
みにく
)
い方の娘でした。年は十九か
二十歳
(
はたち
)
といふところでせう。
銭形平次捕物控:176 一番札
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
これを直ぐに抜出そうとすれば薄い膜を破って筋を
截
(
き
)
るばかりで
造作
(
ぞうさ
)
もないけれども上の方の睾を先へ抜くと下の方のが奥へ
釣上
(
つりあが
)
ってとても抜けなくなる。
食道楽:春の巻
(新字新仮名)
/
村井弦斎
(著)
色彩に
亢奮
(
こうふん
)
していた私の神経の
所為
(
せい
)
か、花嫁は
白粉
(
おしろい
)
を厚く塗って
太
(
はなは
)
だ
麗
(
うつく
)
しいけれど、細い切れた様な眼がキット
釣上
(
つりあが
)
っている、それがまるで孤の
面
(
つら
)
に似ている。
菜の花物語
(新字新仮名)
/
児玉花外
(著)
ぬばたまの夜の黒髪に
挿
(
さ
)
すヒラヒラする銀紙の
花簪
(
はなかんざし
)
、赤いもの沢山の盛装した新調の立派な衣裳……
眉鼻口
(
まゆはなくち
)
は人並だが、狐そっくりの
釣上
(
つりあが
)
った細い
眼付
(
めつき
)
は、花嫁の顔が真白いだけに
一層
(
いっそう
)
に
悽
(
すご
)
く見える。
菜の花物語
(新字新仮名)
/
児玉花外
(著)
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