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ちんうつ
ふりがな文庫
“ちんうつ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句
割合
沈鬱
83.9%
沈欝
16.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
沈鬱
(逆引き)
鴎座
(
かもめざ
)
の時には、ただもうわくわくして、
空騒
(
からさわ
)
ぎをしたものだが、こんどは、もう冗談ではない。
沈鬱
(
ちんうつ
)
な気さえするのである。
正義と微笑
(新字新仮名)
/
太宰治
(著)
そんな時には
常蒼
(
つねあお
)
い顔に
紅
(
くれない
)
が
潮
(
ちょう
)
して来て、別人のように能弁になる。それが過ぎると反動が来て、
沈鬱
(
ちんうつ
)
になって頭を
低
(
た
)
れ手を
拱
(
こまね
)
いて黙っている。
護持院原の敵討
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
ちんうつ(沈鬱)の例文をもっと
(50作品+)
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沈欝
(逆引き)
自然
(
おのづ
)
と
外部
(
そと
)
に表れる苦悶の情は、頬の色の若々しさに交つて、一層その男らしい
容貌
(
おもばせ
)
を
沈欝
(
ちんうつ
)
にして見せたのである。
破戒
(新字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
けだしこの詩は千余年前シナの詩人がその時事を諷刺したるものにして、その
沈欝
(
ちんうつ
)
悲壮の音はあたかも今日露国の現状を描写するに適当なるを覚うるなり。
将来の日本:04 将来の日本
(新字新仮名)
/
徳富蘇峰
(著)
ちんうつ(沈欝)の例文をもっと
(10作品)
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