“ちょうじゃ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
諜者53.7%
長者44.4%
牒者1.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この間も、博物標本室の、ぞう剥製はくせい標本の中から、のこのこと出て来た諜者ちょうじゃがいたからね、わしの教室だって、決して安全な場所ではないんだ
海底都市 (新字新仮名) / 海野十三(著)
家は今申した通り手狭てぜま至極しごくなものであります。門を出て右の坂上にある或る長者ちょうじゃこしらえた西洋館などに比べると全くの燐寸箱マッチばこに過ぎません。
行人 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
山木がために参謀となり牒者ちょうじゃとなりて、その利益の分配にあずかれるのみならず、大胆にも官金を融通して蠣殻町かきがらちょうに万金をつかまんとせしに、たちまち五千円余の損亡そんもうを来たしつ。
小説 不如帰  (新字新仮名) / 徳冨蘆花(著)