“ちくし”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
竹紙37.5%
竹枝31.3%
筑紫12.5%
竹刺6.3%
竹子6.3%
遅来矢6.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
支那から伝来して来た竹紙ちくしという、紙を撚合よりあわせて作った火縄ひなわのようなものがあったが、これに点火されておっても、一見消えた如くで、一吹きすると火を現わすのでなかなか経済的で
亡び行く江戸趣味 (新字新仮名) / 淡島寒月(著)
新歳竹枝 新歳しんさい 竹枝ちくし
矢はずぐさ (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
六年には一旦いつたん京都へ上つて歸つた如水と相談して、長政が當時那珂なか郡警固村の内になつてゐた福崎に城を築いた。これが今の筑紫ちくし郡福岡である。
栗山大膳 (旧字旧仮名) / 森鴎外(著)
竹の根を食う鼠で土穴中におり、大きさ兎のごとし、人多くこれを食う。味鴨肉のごとし、竹刺ちくし、人の肉に入りて出ざる時これを食えば立所たちどころに消ゆる。
会者、鳴雪、碧梧桐、五城、墨水、麦人、潮音、紫人、三子、孤雁こがん燕洋えんよう、森堂、青嵐せいらん三允さんいん竹子ちくし、井村、芋村うそん坦々たんたん、耕雨。おくれて肋骨ろっこつ、黄塔、把栗来る。
五百句 (新字旧仮名) / 高浜虚子(著)
太刀のほかの四品、『和漢三才図会』には太刀、鎧、旗、幕、巻絹、鍋、俵、庖刀、鐘と心得童子こころえのどうじ、計九品と一人、太刀の名遅来矢ちくしづ。