“たんぼなか”のいろいろな漢字の書き方と例文

語句	割合
反圃中	66.7%
田圃中	33.3%

反圃中

侍「不埓至極の奴だ、何（なん）と心得る、エー江戸市中とは違うぞ、かゝる田舎の反圃中（たんぼなか）で侍に突当る奴が有るかえ」

粟田口霑笛竹（澤紫ゆかりの咲分）：02 粟田口霑笛竹（澤紫ゆかりの咲分） (新字新仮名) ／ 三遊亭円朝(著)

お安に渡し是から道も廣（ひろ）ければ先へ立てと入替り最お屋敷も終（つひ）其處（そこ）だと二足三足遣（や）り過（すご）す折柄聞ゆる曲輪（くるわ）の絲竹（いとたけ）彼の芳兵衞の長吉殺し野中（のなか）の井戸にあらねども此處は名に負（お）ふ反圃中（たんぼなか）三次は裾（すそ）を

大岡政談 (旧字旧仮名) ／ 作者不詳(著)

田圃中

なし實に江戸といふ處は人氣が惡いと云ければ長兵衞は是を聞て大いに笑（わら）ひ夫（それ）は人氣の惡（わる）いのではなし御前（おまへ）が田圃中（たんぼなか）を呼（よ）び歩行（あるき）しゆゑ子供のことなれば狐に誑（ばか）されたと思ひ石を

大岡政談 (旧字旧仮名) ／ 作者不詳(著)