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たほうとう
ふりがな文庫
“たほうとう”の漢字の書き方と例文
語句
割合
多宝塔
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
多宝塔
(逆引き)
人穴
(
ひとあな
)
の
残党
(
ざんとう
)
を一
挙
(
きょ
)
に
蹴散
(
けち
)
らして、主将
呂宋兵衛
(
るそんべえ
)
を生けどり、
多宝塔
(
たほうとう
)
の三
重
(
じゅう
)
へ
封
(
ふう
)
じこめた
伊那丸
(
いなまる
)
の
軍兵
(
ぐんぴょう
)
が、あかつきの陣ぞろいに
富岳
(
ふがく
)
の
紅雲
(
こううん
)
をのぞんで
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「オオ、あの旗じるしを見ろ、
多宝塔
(
たほうとう
)
の下にいるおん大将をおがめ、あれこそ、この土地のむかしのご領主、
信玄
(
しんげん
)
さまのおんまご
武田伊那丸
(
たけだいなまる
)
さま——」
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「
多宝塔
(
たほうとう
)
のいただきから、たくみに
鷲
(
わし
)
をつかって逃げうせました
呂宋兵衛
(
るそんべえ
)
は、どうやら、
越前
(
えちぜん
)
北
(
きた
)
ノ
庄
(
しょう
)
を経て、京都へ入りこみましたような
形跡
(
けいせき
)
にござります」
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
今度の安楽寿院の
金堂
(
こんどう
)
の落成につづいても、次には、さらに三層の
多宝塔
(
たほうとう
)
を建てられる思し召しがあった。
新・平家物語:02 ちげぐさの巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
一山の大道場は
文殊院
(
もんじゅいん
)
といって、
結構
(
けっこう
)
壮麗、七堂の
伽藍
(
がらん
)
と
多宝塔
(
たほうとう
)
の美は翠色に
映
(
は
)
え、七百の出家たちの上にある
碩学
(
せきがく
)
は
智真
(
ちしん
)
長老といって、私とは兄弟分ともいえる仲でして
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
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