“智真”の読み方と例文
読み方割合
ちしん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
一山の大道場は文殊院もんじゅいんといって、結構けっこう壮麗、七堂の伽藍がらん多宝塔たほうとうの美は翠色にえ、七百の出家たちの上にある碩学せきがく智真ちしん長老といって、私とは兄弟分ともいえる仲でして
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
と、頭陀袋から智真ちしん長老の手紙を取出して、役僧に渡し、一堂に座してその沙汰を待った。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「はて。五台山の智真ちしん長老も、えらい者を、当山へさし向けてきたもんじゃな」
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)