“たちまさ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
立優56.0%
立勝44.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
さてはこの母親の言ふに言はれぬ、世帯せたい魂胆こんたんもと知らぬ人の一旦いつたんまどへど現在の内輪うちわは娘がかたよりも立優たちまさりて、くらをも建つべき銀行貯金の有るやにそろ
もゝはがき (新字旧仮名) / 斎藤緑雨(著)
玉枝そつくりと言ひ度いが、あれよりも立優たちまさつて居たと、叔母さんの言葉だから、これも嘘はないでせう
男ぶりとか立勝たちまさったものがあればまだしもだが、ひょっこり着流しで、くわを下げてかおを出したところを見て、非常な失望を感じましたよ、こんな風采の揚らない男に
大菩薩峠:41 椰子林の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
二人を前に、銚子ちょうしを控えて、人交ぜもしなかった……その時お珊のよそおいは、また立勝たちまさって目覚しや。
南地心中 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)