“そうめん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
素麺73.9%
素麪8.7%
索麪8.7%
蒼面4.3%
麩麺4.3%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
紺の上っぱりを着て、古ぼけた手拭で姉さんかぶりをした母が、後ろ向きに店の隅に立って、素麺そうめん箱の中をせせりながら、
星座 (新字新仮名) / 有島武郎(著)
……(ためいきをついて)わたしゃもう久しいこと、お素麺そうめんを食べないよ、情けないったらありゃしない。
後で妙善は、もし幽霊ならば本当に食える筈はない。お茶を飲んで、素麪そうめんを食ったのはと怪しい——と考えた。
□本居士 (新字新仮名) / 本田親二(著)
日本のヴェルミセリ〔西洋素麪そうめん〕を盛った巨大な皿が出て、これは銘々自分の分を取って廻した。
ある時はまた日光山のお寺の食責じきぜめの式へ出かけて、盛んに索麪そうめんを食べたといって、索麪地蔵という名前も持っておられたそうです。
日本の伝説 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
索麪そうめんの箱を二つ積んだばかりの空車にも等しいのを、馬の気儘に引かせながら、自分は馬車の上に乗っかって、酔心地をがらがら揺られてると、ついうっとりとした気持になっていった。
狐火 (新字新仮名) / 豊島与志雄(著)
かくて信忠とその将士が、今し妙覚寺を発せんとしているとき、彼方から十人たらずの人影が、乱髪らんぱつ蒼面そうめん、各〻血に濡れて駈けて来た。
新書太閤記:07 第七分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
大きな桶に入れた麩麺そうめんが持ちだされる時もあるし、寒天やトコロテンのこともあるし、白玉をすくって白砂糖をかけることもある。