“そうめん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
素麺72.0%
素麪8.0%
索麪8.0%
蒼面8.0%
麩麺4.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
饂飩うどん素麺そうめんの湯煮たのを二、三十本混ぜて蒸しても洒落しゃれていますし、米の粉を大匙二杯ばかり入れて蒸しても美味しいものが出来ます。
食道楽:秋の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)
日本のヴェルミセリ〔西洋素麪そうめん〕を盛った巨大な皿が出て、これは銘々自分の分を取って廻した。
索麪そうめんの箱を二つ積んだばかりの空車にも等しいのを、馬の気儘に引かせながら、自分は馬車の上に乗っかって、酔心地をがらがら揺られてると、ついうっとりとした気持になっていった。
狐火 (新字新仮名) / 豊島与志雄(著)
蒼面そうめん、乱髪、帯もめず、衣服も着けず、素肌に古毛布ふるげっと引絡ひきまといて、破れたる穴の中よりにょッきと天窓を出だせるのみ、歩を移せば脛股けいこすなわち出ず、警吏もしその失体を詰責きっせきせんか
貧民倶楽部 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
大きな桶に入れた麩麺そうめんが持ちだされる時もあるし、寒天やトコロテンのこともあるし、白玉をすくって白砂糖をかけることもある。