索麪そうめん)” の例文
ある時はまた日光山のお寺の食責じきぜめの式へ出かけて、盛んに索麪そうめんを食べたといって、索麪地蔵という名前も持っておられたそうです。(駿国すんこく雑志。静岡県安倍あべ郡長田村宇都谷)
日本の伝説 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
索麪そうめんの箱を二つ積んだばかりの空車にも等しいのを、馬の気儘に引かせながら、自分は馬車の上に乗っかって、酔心地をがらがら揺られてると、ついうっとりとした気持になっていった。
狐火 (新字新仮名) / 豊島与志雄(著)