“そうしょ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
叢書66.7%
草書29.2%
宋初4.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それでこの間この書物を某書店の棚に並んだ赤表紙の叢書そうしょの中に見附けた時は、大いに嬉しかった。早速さっそく読みかかってみるとなかなか面白い。
鸚鵡のイズム (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
この僧は六十近い、丸顔の、達磨だるま草書そうしょくずしたような容貌ようぼうを有している。老人とは平常ふだんからの昵懇じっこんと見える。
草枕 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
この絵は宋初そうしょのものとされているので、本当の玄奘三蔵げんじょうさんぞう法師が、とう太宗たいそう貞観じょうがん三年に長安ちょうあんの都を辞して、遥々はるばる印度への旅についた頃から見ると、三百年くらいも後に描かれたことになる。
『西遊記』の夢 (新字新仮名) / 中谷宇吉郎(著)