“そうげき”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
鎗戟33.3%
争鬩16.7%
槍戟16.7%
槍撃16.7%
相鬩16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
矢倉の数だけでも数十ヵ所、ことごとく旗を並べ、鎗戟そうげき耀かがやかせ、近寄ることもできなかった。
三国志:10 出師の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
精進の理想をもうなりとせず、芸術科学の大法を疑はず、又人心に善悪の奮闘争鬩そうげきあるを、却て進歩の動機なりと思惟しいせり。
海潮音 (新字旧仮名) / 上田敏(著)
命じておいて、袁紹は旗下一千余騎、弩弓手どきゅうしゅ五百、槍戟そうげきの歩兵八百余に、はん旒旗りゅうき大旆たいはいなどまんまるになって中軍を固めた。
三国志:03 群星の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
盛親麾下三百を長瀬川堤上に伏せ、敵の十間に迫るや槍撃そうげきす。藤堂勢中藤堂高刑たかのり、藤堂氏勝等の重臣戦死した。大阪方の奮戦知るべしである。
大阪夏之陣 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
それは、もっとも結合しやすい両国民間の兄弟相鬩そうげき的な争闘の悲しみ、というだけではまだ十分でなかった。フランス自身のうちにおいて、国民の一部は他の一部と戦いの用意をしていた。