“ぜにや”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
銭屋66.7%
錢屋33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
宗易が、無事にここにいたと知れると、十人衆の油屋あぶらや銭屋ぜにや薩摩屋さつまやなどの友達が、こぞって駈けつけ、共々彼を救い出した。
新書太閤記:03 第三分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
清助はもと京都の両替店りょうがえてん銭屋ぜにや息子むすこで、遊蕩ゆうとうのために親に勘当せられ、江戸に来て渋江氏へ若党に住み込んだ。手跡がなかなかいので、豊芥子の筆耕にやとわれることになっていた。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
よそほひ道中とゞこほりなく十一日晝過に京都四條通りの旅館へぞちやくなせり則ち大坂の如くに入口玄關へはむらさ縮緬ちりめんあふひもんの幕を張渡はりわたし門前へは大きなる表札へうさつを立置ける錢屋ぜにや四郎右衞門は是を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)