“せつざん”の漢字の書き方と例文
語句割合
雪山100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
尾花たか生茂おいしげれる中に、斜めにたてる石仏いしぼとけは、雪山せつざんに悩む釈迦仏しゃかぶつかと忍ばる。——見ればこけ蒸したる石畳の上に。一羽の雉子きぎす身体みうち弾丸たまを受けしと覚しく、飛ぶこともならでくるしみをるに。
こがね丸 (新字旧仮名) / 巌谷小波(著)
またネパール人及び雪山せつざん地方のチベット土人は布類、砂糖、羅紗らしゃ類をインド地方より仕入れて、バタ、羊毛、ヤクの尾の類と交易し、それをまたインド地方へ売るんです。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
まず麦を取ってそれから蕎麦そばを取るのです。その畑の四、五丁向うにカリガンガーがあってその向うに低い松がえて居ります。その松山の上には例のごとく雪山せつざんそびえて居る。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)