“せっせん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
雪山60.0%
接戦20.0%
雪線20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
つまり苦労のない摩耶夫人様まやぶにんさまだから、大方洒落しゃれに、ちょいと雪山せっせんのという処をやって、御覧遊ばすのであろう。凝ったお道楽だ。
清心庵 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
そこで森川君も何くそとがんばります。次郎君じろうくんが一歩先にリードしたかと思うと森川君のがんばりがきいてふたりの順位がぎゃくになってしまいます。まるで火の出るような接戦せっせんです。
決闘 (新字新仮名) / 新美南吉(著)
だいたい山々の五千メートルから上は、すっかり雪におおわれ、まっ白に光っていた。飛行地図を見ると、このへんの平均雪線せっせんは五千メートルとしるされているが、まさにそのとおりだった。
氷河期の怪人 (新字新仮名) / 海野十三(著)