“せつぎ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
節義66.7%
節儀33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
御辺ごへんは信長に義を立てているらしいが、信長は御辺の節義せつぎをそんなに買っていない。むしろ権謀術策けんぼうじゅつさくに富んだ食えぬ男とにらんでいたろう。
黒田如水 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
彼は、環境が育て、教育が染み込ませ、運命が鼓舞するよりも、より純粹な趣味を持ち、よりよい傾向とより高い節義せつぎを持つて生れた人なのだ。彼にはほんたうにすぐれた素質があるのだ。
掛て引すゑ九郎兵衞夫婦村役人周藏喜平次木祖兵衞三五郎下伊呂村名主藤兵衞組頭惣體そうたい引合人殘らず罷り出村役人よりさんぬる廿四日節儀せつぎ逐電ちくてんいたせし旨屆け出一同外記げきが出席を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
感じ九助よりぜに一貫文つかはして翌朝よくてう九助は江戸表へ出立いたせし由其後節儀せつぎ私し方へ引取し處段々だん/\其節の事共を物語り今一度其人にあひれいを申たきよし日來ひごろ申居しに夫より五ヶ年を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)