“節義”の読み方と例文
読み方割合
せつぎ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
御辺ごへんは信長に義を立てているらしいが、信長は御辺の節義せつぎをそんなに買っていない。むしろ権謀術策けんぼうじゅつさくに富んだ食えぬ男とにらんでいたろう。
黒田如水 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
彼は、環境が育て、教育が染み込ませ、運命が鼓舞するよりも、より純粹な趣味を持ち、よりよい傾向とより高い節義せつぎを持つて生れた人なのだ。彼にはほんたうにすぐれた素質があるのだ。