“せだ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
爪立50.0%
背丈50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
爪立せだちしたら、天国にでも手がとゞきさうな背高のつぽで、おまけに酷い痩せつぴいだが、それでも地面ぢべたの事が気になるかして、色々郷里の事に骨折るので、カンサスでは評判のいゝ男である。
小供の背丈せだけほどもある昼間見ると藜藿あかざのような草と粟粒あわつぶのような微紅うすあかい実をつけた草がぎっしり生えた住宅地の入口に、人の足によって通じた一条ひとすじの路がうっすらと微月うすづきの光に見えていた。
女の怪異 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)