“せいがんじ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
誓願寺50.0%
青巌寺20.0%
成願寺10.0%
清巌寺10.0%
西願寺10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
墓は千住の大橋で誓願寺せいがんじにあって、今日とても時々墓参をしている次第であるが……月日は何時いつって三十余年を過ぎ、当時の知人朋友ほうゆうも亡くなって行く中
そこには、本山青巌寺せいがんじ房頭ぼうとうから学寮の若僧たちが二十名以上も、列を左右に割って、待ちうけていた。
宮本武蔵:08 円明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
天正九年十月、成願寺せいがんじの激戦に、立烏帽子たてえぼしの前立に、黒革くろかわのよろいを朱にさせ、苦戦の味方を
新書太閤記:09 第九分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
湯屋の裏口から駈出して小日向に参りましたのは、祖父じゞ祖母ばゞの葬ってある寺は小日向台町だいまち清巌寺せいがんじで有りますから参詣を致し、それから又廻り道をして両国へ掛って深川霊岸れいがん寺中じちゅう永久寺えいきゅうじへ参り
政談月の鏡 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
けれどもそれは、たぶんもういちどしっかりと自分の心をひきしめる機縁にもなってれるだろう。良人おっとも子供たちも寝てしまい、西願寺せいがんじの鐘がつい今しがた九つを打った。
日本婦道記:桃の井戸 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)