“じょうがんじ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
成願寺28.6%
常願寺28.6%
浄願寺28.6%
浄巌寺14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
蒲生賢秀がもうかたひで氏郷うじさとの父子でさえ、その際には、思案を決しかねて、成願寺じょうがんじの陽春和尚をしょうじ、卜占ぼくせんをたてさせて、決断をえきに訊いたというほどであるから
新書太閤記:09 第九分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
この劍山の七合目までは常願寺じょうがんじ川等にあるような滑沢かったくの大きな一枚岩であるが、上部は立山の噴火せし際り積りしと思わるる岩石のみである、東南の早月はやつき川方面の方は赤褐色を帯べる岩で
越中劍岳先登記 (新字新仮名) / 柴崎芳太郎(著)
そのまま駕籠は千じゅ掃部宿かもんのしゅくを出払って、大橋を渡り切ってしまうと、小塚ッ原から新町、下谷通り新町とつづいて、左が浄願寺じょうがんじ、右が石川日向、宗対馬守なぞのお下屋敷でした。
本所の南、五本松の浄巌寺じょうがんじに、庄太郎の遺骸なきがらを埋めて、今は陰影かげと静寂の深い家に、老夫婦は、こうして、ぼんやりすわって来たのだった。