“じへん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
事変55.6%
事變33.3%
耳辺11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
事変じへんが起りました」と言う。つまり例の二・二六事件が起ったのだ。十時頃になって、様子がわかった。
親は眺めて考えている (新字新仮名) / 金森徳次郎(著)
片手かたてで、ほつよく、しかと婦人ふじんつたまゝ、そのうへこし椅子いす摺寄すりよせて、正面しやうめんをしやんとつて、いは此時このとき神色しんしよく自若じじやくたりき、としてあるのは、英雄えいゆう事變じへんしよして、しかるよりも
みつ柏 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
かくのごとく予期せられたる書斎は二千円の費用にてまずまず思い通りに落成を告げて予期通りの功果を奏したがこれと同時に思い掛けなき障害がまたも主人公の耳辺じへんに起った。
カーライル博物館 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)