“しょぴ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
牽引33.3%
素引33.3%
33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「六三郎……いきな名前だな。その六三郎におそのが用があると云って牽引しょぴいて来てくれ。いや、冗談じゃねえ。御用だ」
半七捕物帳:29 熊の死骸 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
いかね、ちょいと岡引おかっぴきッて、身軽な、小意気な処を勤めるんだ。このおめえ、しっきりなし火沙汰の中さ。お前、焼跡で引火奴ほくちを捜すような、変な事をするから、一つ素引しょぴいてみたまでのもんさね。
菎蒻本 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
「瞞そうとまたたばかろうと目差す悪人をしょぴきさえすればそれで横目の役目は済む。卑怯呼ばわりは場違いだ!」
三甚内 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)