“けんいん”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:ケンイン
語句割合
牽引89.5%
檢印5.3%
県尹5.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
徒歩のみによる行軍の速度と、人力による車の牽引けんいん力と、冬へかけての胡地こちの気候とを考えれば、これは誰にも明らかであった。
李陵 (新字新仮名) / 中島敦(著)
小判は吹き立てと言つても宜いほど眞新しい眞物ですが、その表には、ある可き筈の檢印けんいんが捺して無かつたのです。
その時張廷栄ちょうていえいという、県尹けんいんが新たに任について、ちょうのぼったところで、一疋の猴が丹※たんちの下へ来て、ひざまずいてさけんだ。張廷栄は不思議に思って、隷官れいかんに命じて猴の後をつけさした。
義猴記 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)