“しゅうはん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
秋帆37.5%
衆判25.0%
州判12.5%
舟帆12.5%
醜反12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
秋帆しゅうはん流の達者たちが、一丁一丁を、きびしく吟味ということになるてえと、困ったことになったのだ、形こそ見本通りに出来ているが、中の機械がやってつけで
雪之丞変化 (新字新仮名) / 三上於菟吉(著)
ついに衆判しゅうはんにかけて、議は、上皇のまえにまで、もち出された。
奉化ほうかの者で、お父さんは州判しゅうはんをしてたと云ったよ、湖西こせい婢女じょちゅうと二人で暮してると云うのだ、そうかなあ」
牡丹灯籠 牡丹灯記 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
素性すじょうを聞くともと奉化県ほうかけん州判しゅうはんむすめで、姓は、名は麗卿れいきょうあざな淑芳しゅくほうじょちゅうの名は金蓮きんれんであると云った。
牡丹灯籠 牡丹灯記 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
四十一州にわたる蜀の山川谿谷、都市村落、七道三道の通路、舟帆しゅうはん、駄馬の便、産物集散の模様まで、一巻数十尺の絵巻のうちに写されていた。
三国志:08 望蜀の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
古来、内応醜反しゅうはんの徒が、利に走りながら、利を得て生涯を栄えたためしのないのもまた不思議だ。
新書太閤記:09 第九分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)