“しやうごゐん”の漢字の書き方と例文
語句割合
聖護院100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そろへて申す樣なにとも恐入おそれいり候事ながら貴院きゐん先達せんだつて仰聞られ候には聖護院しやうごゐん宮樣の御配下ごはいかにて天一坊樣の御旅館りよくわんとばかり故庄藏御世話せわ申三郎兵衞の明店あきだな御用立差上候ひしに只今御玄關おげんくわん
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
圭介は修一の入学宣誓式に京都まで出向いて、上機嫌で帰つて来たが、土産物みやげもの聖護院しやうごゐん八ツ橋をガツガツ食べてゐる楢雄を見ると、にはかに渋い顔になり、改めて楢雄の落第について小言を言つた。
六白金星 (新字旧仮名) / 織田作之助(著)
次の日の朝、丘の向うの聖護院しやうごゐんといふ禪寺から
山を想ふ (旧字旧仮名) / 水上滝太郎(著)
聞出し早速さつそく同人方へ到り掛合樣此度聖護院しやうごゐんみや御配下天一坊樣御上京につき拙者せつしや御旅館展檢てんけんため上京し所々聞合せしに貴所方きしよかた明店然るべしと申事なり何卒なにとぞ御上京御逗留中ごたうりうちう借用致し度との旨なりしが四郎右衞門は異儀なく承知しようちしければ同人の口入くちいれにて直樣金銀を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)